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?RoRo船による短距離海上輪送事例(運航船社・関空カーゴアクセス)
本事例は、神戸港六甲アイランドと関西国際空港島の泉州港の間を結ぶRoRo船による航空貨物輪送である。貨物は外貿コンテナではないが、陸上トラック輸送の代替(競合)ルートとしての機能を有し、モーダルシフトの一つの形態であるためここに取り上げたものである。
関西国際空港の開港によって同空港を利用する航空貨物の増加が見込まれるため、神戸地区に発着する航空貨物の輸送効率向上をひとつの目的として関空アクセス用の海上ルートが設置された。輸送区間は六甲アイランド南端の神戸エアカーゴシティターミナル(KACT)岸壁と関西国際空港島・泉州港間(約30?)で、運航所要時間は約60分である。

図5−4 関西国際空港・貨物アクセスルート

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輸送方法(KACT発の貨物)は、KACT内の航空フォワーダー上屋で輸出航空貨物を専用トラックに積載し、そのトラックがドライバーとともにRoRo船へ乗り込み、着港岸壁から関西国際空港内のエアーライン上屋またはフォワーダー上屋へ直行するというかたちである。

 

 

 

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